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- 2014.10.02 Thursday
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■ あのBMCのアレッサンドロ・バッランさんがGiro della Toscana 2012(4/29,1.1) で勝ちました!ヽ( ゚∀゚)ノシシ
公式サイト http://www.cscarezzo.it/
レースリザルト(CF)
少人数スプリントを制して勝ったバッランさん、おめでとうございます。2位はアクア&サポーネのベタンクールさん。何気に2get積んでますな。
http://www.spaziociclismo.it/?action=read&idnotizia=19413 (動画付き)
今年は大型補強でBMCにやってきた方々がイマイチ本番に調子が合わず、バッランさんはフランドルやルーベの3get x 2 で何気にチームのワールドツアーポイント稼ぎ頭なのでありました。
そんなバッランさんの久々の優勝。久しぶりだな、いつぶりだろう?と思っていたら
「バッランさん、995日ぶりの勝利」
http://nieuwsblad.be/Sportwereld/Article/Detail.aspx?articleid=V03PE4K4_1
(ノ∀`) 09シーズン8/10のポーランドツアーの総合優勝(ステージ1勝)まで遡るそうです。
2〜5位くらいのリザルトならわりとあるんですけどねえ。
まあ、その、何だ。つまり今回がBMC移籍後初勝利って事ですな。(TTT除く)
近年アルカンシェルの呪いを一手に引き受けてきた感のあるバッランさん。初めてのジロ出場に向けて調子は上々のようです。
思えば昨年のジロのプレゼンテーションのゲストの大物のみなさんが、どいつもこいつもジロに行くかは微妙ですと答える中(そういやガリ村さんもいたなあ…orz)、「僕はジロに行くよ!初めてのジロに出場する予定だよ!」と答えていたバッランさん。
マントヴァ事件の事はとりあえず置いておいてジロ頑張って下さいまし。応援しています。
■ バイオロジカルパスポート数値違反の件でTNAに勝つもCASで敗北。2年の謹慎が今度の5/3に明ける元リクイガスのフランコ・ペリツォッティさん。
一度は現役引退を示唆するも、ギリギリ間に合う今年のジロでの現役復帰を目指していました。
興味を持ってくれてるチームがあると、ランプレ、古巣のリクイガス、ジロには出られないよ!のアクア&サポーネ、ファルネーゼヴィニが移籍先に名前があがっていました。
でもってついに正式にアンドローニジョカットーリ・ベネズエラと契約。復帰が発表されました、ってあれれw
http://www.facebook.com/pages/Team-Androni-Giocattoli/166315463415194 (アンドローニ公式)
もうルハノさんを中心としたジロメンバーは発表済みのアンドローニさん。残念ながら今年のジロは無いですが、5/16〜20のシルキュイ・ド・ロレーヌが復帰戦になるそうです。おお。
2013までの契約だそうで、サビオ監督的にはスカルポーニさんの時のようなビビビ感があったらしいですよ。ほうほう。
こちらにはペリツォッティさん関連以外にも、スポンサーの方のアンドローニ社と2013まで契約を延長したなんて事もでています。おめでとうございますです。おもちゃ売れてますかね。
http://www.tuttobiciweb.it/index.php?page=news&cod=48762
(掲載されている写真を見ると、ペリ蔵さん変わったなあというか、後ろのカリメロが気になったりとか)
これからもいろいろと大変だと思いますが乗り越えていただきたいと思います。頑張って下さい。
■ 昨年2/6の自己血輸血自爆事件のドーピング疑惑について、4/19のイタリアアンチドーピング機関最終審理会にて求刑通り資格剥奪12年の有罪判決を食らったリカルド・リッコさん。
最終審理を欠席していたリッコさんから動きが。
http://www.tuttobiciweb.it/main.php?page=frameset&rssnews=popup&idnews=48424
どうも「新しい人生、新しい生活を始める」と言っているようです。とりあえずCASに上告はしない模様。 それがええですよ、という事で出て来たのが
『さらばコブラ、リカルドにグッドラック』
http://www.spaziociclismo.it/?action=read&idnotizia=19132
記事というよりは記者のシモン・マリさんの激励という方が近いでしょうか。
「もうあなたはプロのレーサーではないんですから、もはやエリートロードでレースする事はありません。しかし自分自身や友人と、私たちの多くと同じように自転車を楽しむことはできます」
「これからは成績などを強制される事なく個性を主張する事なく、純粋に楽しむために走る事ができるのです」
「一度は危なかった命も助かったのですから、あなたの家族、息子さんのためにも生まれ変わってください」というしみじみな内容。イイ話ダナー
だがしかし
「ここまで書いたところで『自転車界の腐りっぷりを暴露してやるwww』とあなたが言った事を知りました」
「それでも私の希望は変わりません。それが復讐ではない事を願って。あなたの心の平安を願っています」 (ノ∀`)アチャー
なんというか新しい人生って具体的に何だったんですか?と言いたくなるような早い展開。あーリッコさんはやっぱりリッコさんなんですなあ…。
http://www.tuttobiciweb.it/index.php?page=news&cod=48430 (4/20。暴露予告一報。どうも暴露本のオファーがあるようで。うーむ)
で、tuttobiciさんがインタビューを申し込んだところ、「タダじゃ話さないよ」と言われたとか。さすがです、リッコさん。
まあ罰金5,000ユーロと諸々の手数料15,000ユーロも払わないといけないですしねえ。 http://www.tuttobiciweb.it/index.php?page=news&cod=48416&allcomm=1 (4/20)
こちらの記事には今回の事件に限らず、リッコさんの過去の事件やいろいろ詳細が出ています。(お金払わなかったのでスペースが埋まらなかったとか?)
検察の最初の求刑希望は謹慎20年でしたが、規約と照らし合わせて8年+再犯分4年で12年という内訳になったとか、イタリアでは非スポーツとの兼ね合いで減刑される事もあるので、永久追放処分は出されない、なんて事も出ています。
今のところお薬な暴露は特に無いようですが、イタリアコンチのIDEAさんが移籍で接触してきたと言っているようです。(ただしIDEA側は否定)
でもってさらにその後のリッコさんの近況はというと http://www.romagnanoi.it/news/articolo/730461/Cacciatelo-dalla-granfondo-Chi-ha-paura-di-Ricc%C3%B2.html (4/23)
どうも懲りずにアマチュアのレースに乱入しているらしく。あー。
謹慎12年の悪の象徴、黒の上下だってw pgr 扱いされてます。今度はヘルメットを持ってきた模様。この時は主催者の失格だゴルァ!で退散したそうな。退治されてどうする。
ちなみに乗っているのはチッポ様のところのバイクですが、昨年末にチッポ様が説得された時にあげた物のようです。回収しちゃいなよー。
人間は希望を無くすとどこまでも堕ちるしかないからトドメを刺してしまうのはどうか、と個人的には思うわけです。回りはたまらないかもしれませんが、このくらいならまだかわいいんじゃないか…、な?と。 これで終わらない可能性は大ですが。
「コブラの歴史があと1ページ」なんて勢いで書いてしまったのでもう一項書きましたが、願わくばこれが最後の一項になりますように。
■ Liège-Bastogne-Liège (4/22,WT)
公式サイト http://www.letour.fr/us/homepage_courseLBL.html
公式リザルト http://www.letour.fr/2012/LBL/LIVE/us/100/classement/index.html
レースレポート(CW) http://www.cyclowired.jp/?q=node/81756
春のクラシックシーズンの最後の飾る、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ。
優勝はアスタナのマキシム・イグリンスキー兄さんでした。をを。
元々ワンデーや悪路には適性の高かったマキシム兄さんですが、どうもイマイチ運が足りない事が多く。
2010年はストラデビアンキの優勝や地中海2位、ティレーノ4位など特にシーズン前半で稼いでいたのですが、2011年は無勝利でちょっと厄年気味でした。
ちょっと思い出しただけでも
・ 前回優勝者なのにストラデビアンキに招待されなかった。
・ LBLでメカトラのヴィノにマシン取られて終了。取ったヴィノも結局チームカーに行って終了。
・ ロマンディ第1ステージDNS。プロローグ後の練習で落車した。
・ ツール第1ステージのあの大落車の起点になって初日にしていろいろと終わらせる。
・ 一番長時間逃げていたツールのガリビエステージで、何故か優勝したアンディが敢闘賞。
・ 弟のヴァレンティンが飲酒スピード違反。兄の車が没収される。
・ ガリビエで取った山岳賞金より弟の罰金の方が高額。
・ 「お前にはがっかりした」とカザフ車連長に名指しでボコボコに言われる。
などなど つД`)・゚・。
そんな兄さんがついに上げた大金星、感慨無量です。というかアスタナさんがまさかアルデンヌで2勝とか、ガスパロットさんがアムステルゴールド優勝でLBLも3位だとか。ををを。
ヴィノクロフさんも「自分が勝った(2010)LBLでも、コンタドールは10位だった。今回は1-3でその時以上だ」と本当に素晴らしいと出征先のトルコからコメントしてました。
何でもLBL当日朝にヴィノさんはイグリン兄さんを呼び出して「お前なら勝てる」と語っていたらしいですよ。どうもヴィノさんマメな人らしく、この手の話は時々聞きますな。
http://velonews.competitor.com/2012/04/race-report/iglinsky-wins-liege-bastogne-liege-over-nibali_214585
兄さん、ツール出場は当確らしいので今度はステージレースの方でも頑張って下さい。
一方昨シーズン序盤から無双乱舞でBMCに移籍した前回優勝者ジルベールさんは、歯をやられたとかいろいろで今シーズンは中々調子が上がらず。
ジルさん、このままだと出番が終わるよ!と心配されていましたが、ブラバンツペイル、アムステル、ワロンヌで12→6→3と順位を上げ、LBLこそは優勝か!?と言われていたら16位でした。
暫くレースはお休みで、ベルギーツアーから復帰、ツールでエヴァンスさんをアシストする予定だそうです。頑張って下さい。
以下リエージュに参加した選手の話
・エウスカウテルのイゴール・アントンさんはレース開始前に落車で鎖骨を骨折してリタイヤ。orz
いったいどんな状況だったのですか。
http://www.wielerland.nl/index.php?option=com_content&task=view&id=21716&Itemid=36
・ワロンヌの代わりにトレンティーノに出場、ステージ1勝総合2位だったランプレのダミアーノ・クネゴさんは肝心なところでチェーンが落ちて裏切られたそうです。(本人談)
http://www.tuttobiciweb.it/main.php?page=frameset&rssnews=popup&idnews=48486
・ヨーロッパカーのトマ・ヴォクレールさんは残り30kmに雨でマンホールが滑って落車。これが無ければ表彰台に行けたかも。(本人談)
http://www.cyclingnews.com/news/unlucky-crash-for-voeckler-in-liege-bastogne-liege
・モビスターのアレハンドロ・バルベルデ師匠はヴォクレールさんの落車に絡んでバイクが破損。
マドラソさんのバイクを貰うも、その後先頭復帰のために道を間違えた上に、その分バイクにずっと張り付いていた、としてラストラスさん、マドラソさん、ロハスさんついでにトップスポートのデフレーフさんまとめて5人で失格、っておい!w
http://velonews.competitor.com/2012/04/news/valverde-others-disqualified-for-steering-off-route-at-liege_214605
これから暫くお休みしてツールに備えるそうな。いろいろとお疲れ様でした。
■ フランスのプロコン、ブルターニュ・シュラーさん。特徴といえば白いジャージとか。(お
2005にコンチネンタルでチーム設立、2011からプロコンチネンタルに昇格。
昨年はワイルドカードでパリ〜ニース等いくつかのワールドツアーカテゴリのレースに出場するものの、成績はイマイチ芳しくなく。
今年はAG2Rからディミトリ・シャンピオンさん、レディオシャックからジョフロワ・ルカトルさんを補強しました。それ以外はあまりメンツに変更はありません。
そんな事情もあってチームは今年ワイルドカードの争奪戦で苦戦してまして。
昨年は招待されたパリ〜ニースのカードもソウル・ソジャサンに持っていかれてしまい、という事は同じ主催のASOさんのツール・ド・フランスのワイルドカードもヤバいという事でして。
フランスプロコンですからツールに出られるかどうかは存続に関わってくる問題でもあります。
しかし4/6に発表されたツールのワイルドカードはコフィディス、ヨーロッパカー、ソウル・ソジャサン、アルゴス・シマノの元に行ってしまい、ブルターニュ・シュラーさんは落選してしまったのでした。
もっとも実質5番手と言われていたので、トドメが刺さったのはワイルドカード発表よりも、例の幻に消えたポイントの関係でプロチームライセンス資格確認中だったサクソバンクさんの今期残留が決定した時だったなんて話もあったりも。
この結果を受けてGMのジョエル・ブラヴィンさんが引責辞任を発表。残務処理が終わる6月には手を引くという事に。
http://www.lequipe.fr/Cyclisme-sur-route/Actualites/Blevin-demissionne/276160 (4/10)
ただブラヴィンさんはブルターニュの中心人物で、この方無しにチームの存続は難しい、来期は消滅か合併かという噂が即日出てくる始末。という事で
「辞めさせません」ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
http://www.bretagne-schuller.fr/blog/index.php?post/2012/04/19/Actualites-:-Joel-Blevin-reste-a-la-tete-de-l-equipe-Bretagne-Schuller-et-du-projet-sportif (ブルターニュ公式、4/19)
社長と監査役会が辞任を拒否したそうな。をを。
去年よりチームは上向きだし、大きなレースに呼ばれるようにもう一度皆で頑張ろうとスポンサー共々決めたそうです。
昨年6勝のブルターニュさんは今年のこの時点ですでに5勝を上げており、その後も地道に勝利を積み重ねています。来年はきっと今年よりいいカードが取れるよ!
頑張れブルターニュ・シュラーさん!勝ってくれ、出戻りシャンピオンさん!orz
■ 随分前の伏線回収のお話。
昨年11月にUCIのマックエイド会長が「バイオロジカルパスポートで変な数値だした奴がいるから覚悟しとけ、結果は数日から数週間後」と時限爆弾を投げてましたが、それからンヶ月も経ってから「ごめん、アレ無しね。余計な事いわなきゃよかったね。てへ」だそうです。まー。
「し、資金がが無いから遅れたんじゃないんだからね」だそうですが、パスポートのパネリストだったアシェンデンさんが辞任したとかは関係ないんですかね。
無いって言うのだから無い事にしときましょう。ええ。
http://www.cyclingnews.com/news/mcquaid-i-regret-talk-of-new-uci-passport-cases (4/13)
■ 長く続いた継続案件に区切りが。
本日4/19に行われたTNAイタリアアンチドーピング機関の審理会で、リカルド・リッコさんが昨年2/6に腎不全を起こして緊急入院した件を自己血輸血のドーピング失敗によるものと認定。
何せ再犯なので、求刑通り12年の資格失格の判決を出しました。
http://www.coni.it/index.php?dettaglio_news_&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=11641&cHash=cb7d35813c (CONI公式)
喪明けは2024年1月18日だそうで、リッコさんは40歳になりますな。
ここまでかかった費用とか罰金5,000ユーロもついてくるようです。
この審理会自体にはリッコさんは欠席していたそうです。
そもそも最初病院に緊急入院した際に「家の冷蔵庫で25日保存してた血液を輸血したら具合が悪くなって…」とお医者さんに白状してたわけで。(ちゃんと御家庭用でない冷蔵庫で正しい保存方法で21日までは持つんだそうです)
それを助けてもらってから「意識が朦朧としてて言った記憶は無い」「医者を訴えるかも」とか言い出すのはさすがにアレですよ。
http://www.gazzetta.it/Ciclismo/19-04-2012/ricco-carriera-finitadodici-anni-squalifica-91978329898.shtml
リッコさんがこのまま静かに去るかは正直よくわかりません。ヤケになって一暴れするかもしれないし、チッポ様の助言を受け入れて家に帰るかもしれない。
事件発覚当初は有罪だろうが無罪だろうが自転車は辞めてバーテンダーやろうかな、なんて言っていたのでそれもいいんじゃね、と思ってたんですけども。どうみても誰かが変な入れ知恵してますよねえ。
間違いなく才能はあったはずなのに残念です。
■ 今年ラボバンクから移籍したカチューシャで2勝をあげた三度の世界王者オスカル・フレイレさま。
E3ではボーネンさんに僅差で2位、先日のアムステルゴールドでは終盤に単独で飛び出し、カウベルグを果敢に逃げ登るも惜しくもラスト75mで飛び出してきた3人に抜かれて勝利はならず。
「あと100mコースが短ければ、俺の勝利だったんだがな」「まあ最後の200mは文字通り死にかかったけどな」とフレイレさま。
E3でボーネンさんが「フレイレが飛び出すという事は確実に勝ちに行くって事なんだ。彼は仕事人だ」と言っていたのを思い出すアタックでした。
フレイレさま的にはほぼ同じコースを使うという今年の世界選手権のいい試走になったそうな。
「このコースは十分4回目の世界王者を狙える。勝った暁にはあと何年か現役を続けるだろう」
また微妙な現役続行宣言キター!ちなみにフレイレさま、去年も勝てなかったら辞めるといいつつ紆余曲折があって現在に至ります。
今は脚の調子もよく、カチューシャとも信頼関係が築けているというフレイレさま。
まだ先は長いので怪我に気をつけて頑張って下さい。応援してます。
http://www.cyclingnews.com/news/freire-fourth-worlds-victory-is-possible
■ レディオシャックの現全米RRチャンピオン、マシュー・ブシェさんがシリアル箱に登場する事になったそうな。
何でもシリアル箱に自転車選手が登場するのは1999年のランスさん以来で、今回のPost社のシリアルブランドのGrape-nutsが米国自転車協会の2012のスポンサーという事で健康と自転車のキャンペーンとして実現したそうです。
http://www.cyclingnews.com/news/busche-bausch-featured-on-cereal-box (箱の表裏写真つき)
全米絡みという事で、箱表に出ているマシュー・ブシェさんも、箱裏に登場している女子選手のドシェ・バウシェさんもUSAジャージ。箱裏には2011世界選の最終スプリント(10位だったファラーさんが写ってるよ!)とチーム色を排除した内容となっております。
箱裏には「正しくバイクを選びましょう」とかトレーニングtipとか初心者向けの解説なんかも書いてあるようです。
何でTT写真で写っているのがバウシェさんなのかな?と思いましたが、考えたら現全米TTチャンピオンはキャプテンアメリカすぎて商業的に危険かもしれないです。ええ。
ブシェさんも「米国サイクリングや世界への関心が深まるきっかけになれればいいですね」とコメント。
このGrape-nuts・ブシェさんバージョンは750万個生産予定だそうで、5月の全米選手権にあわせて4月末頃に店頭に並ぶそうです。
http://store.postcereals.com/post/c.aspx?ID=15&PID=110 (Post社のGrape-nuts通販ページ。残念ながらパッケージは通常版)
■ 2011ツール・ド・フランスの第5ステージでマスキング系利尿剤ヒドロクロロチアジドHCT妖精を出してしまった当時カチューシャのアレクサンドル・コロブネフさん。
それからいろいろとあったコロブネフさんが約8ヵ月ぶりにカチューシャに帰ってきました。
その8ヵ月にあった出来事を振り返ってみる企画。
出たのはマスキング系という事でAサンプル陽性から辞退という形でツールから離脱したコロブネフさん。
その後の展開は、Bサンプルも陽性確定という事で仮サスペンド状態になるも、10月末にロシア車連が「禁止薬物は出ちゃったけど、話聞いたらやむを得ない事情だったみたいだから、警告として罰金1500スイスフランね。ツールの成績は没収ね。もうやっちゃだめなんだからね」という謹慎期間無しで実質無罪という画期的な裁定。をを。
コロブネフさんも裁定を受け入れ。
まあグダグダになりましたが、カチューシャにはドをやらかした場合は年俸5倍の罰金という契約事項があり、コロブネフさんの場合は日本円にして2億越えそうなんて話もありました。1100ユーロ相当なんて安い安い。良かったですね、コロブネフさん。
http://www.velonation.com/News/ID/10231/Alexandr-Kolobnev-confirms-hell-receive-a-fine-and-warning-rather-than-a-suspension-in-doping-case.aspx (10/27)
UCIは「ふーん、そうきたか。とりあえず資料確認して上告するか考えるわ」と問題をお持ち帰り。
ロシア車連は最初からコロブネフさんをかばうコメントを出していたので、まあこの裁定は不思議でもなんでもないんですが、これからわずか数日後。
コロブネフさん、名誉勲章Get ヽ(´ー`)ノ☆<<
http://www.velonation.com/News/ID/10320/Alexandr-Kolobnev-receives-prestigious-Russian-honour-while-awaiting-final-decision-on-doping-case.aspx (11/5)
勲章授与決定のニュースは以前今回の事件中にありまして。しかし元ソースが消えてて確認できない状態だったんですが、本当に決まってはいたんですねえ。
今回ロシア車連がほぼ無罪の裁定を出したので晴れて授与という事になったようです。
勲章は「ロシアの為に特別な功績のあった市民に贈られる」銀二等だそうです。
なんかシルバーで二等というところが、ありとあらゆる2getでシルバーコレクターなコロブネフさんっぽくていいんじゃないでしょうか。
ちなみにメドベージェフ大統領が勲章授与の署名をしたのが7/22だった、ってB陽性が確定した二日後の話じゃないですか! さすがおそロシア、恐いもの無し。
コロブネフさんも「とても名誉な事で光栄に思います。荘厳で素晴らしい式典でした。より上の名誉を目指して今後も頑張ります」とコメント。もううっかりドにひっかかったりしないそうですよ!
そして師走の頃にUCIがCASに上告を決定。
http://www.cyclingnews.com/news/uci-appeals-kolobnev-case-to-cas (12/3)
まあ上告は想定内だったという事もあって、特に大きな動きも無く。コロブネフさんはかえって余裕で休暇を楽しんでいるらしいという話もあったのですが、ここでいきなりカザフ方面から流れ弾が!
2010 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの買収疑惑だ! orz
http://www.cicloweb.it/news/2011/12/06/liegi-2010-vinokourov-kolobnev-e-quei-100000-euro-per-la-vittoria.html (12/6)
疑惑内容はアスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフさんがアレクサンドル・コロブネフさんから2010LBLの勝利を10万ユーロでお買い上げしたというモノです。
あの時はとりあえず二人で結託してジルベールさんの射程外まで逃げ切りましたしねえ。
なんでそんな話が今頃出てくるのかというと、「ねえねえ例のヤツまだー?口座はここでよろしくね」「遅くなってごめんね、忘れたわけじゃないんだよ」みたいなやり取りのメールが何故かスイスの雑誌に出たという。
なぜそんなメールが出たのかというと、ヴィノクロフさんはメールボックスをハッキングされた、と事件発覚前日に公表してまして。もしプライバシーを侵害したら告訴するから覚悟しろとも言っており。
長くなるのでザクザクとこの事件の展開をまとめると、当然ヴィノクロフさんはこの疑惑を否定&雑誌を名誉毀損で訴えると表明。コロブネフさんも否定&ノーコメント。
でもってこの雑誌記事にマックエイド会長がコメントを求められており、「証拠があるならちゃんと罰するよ」と言った事もあってか、UCIが「調査するから、雑誌は全部ウチに証拠送れ。この件に関しては決定するまでノーコメントだからね」と通達。
また同じ頃、たまたまスペインキャンプの休養日だったヴィノクロフさんがコロブネフさんとたまたま旧交を温めていたという話も有り。
またカザフ車連とロシア車連のエキモフさんも出てきて擁護の構え。何せヴィノクロフさんは前科一犯、コロブネフさんは今回の事件と合わせてダブルヒットで飛ぶ可能性があるという事で必死です。
個人的に真偽はともかく2010LBLは展開的に好きなレースなので、幻のバルベルデ師匠3位とか黒歴史化が進むのは悲しいですな。
ちなみに発覚からここまで4日間くらいの出来事です。
そして何事も無く経過する事6週間。
VelonationさんがUCIにあの件どうなってるの?と突撃。
ノーコメントのはずのUCI広報さん曰く、「雑誌が情報源は明かせませんとしか言わないでやんの。こっちとしてはやれる事はないです」 ナンダカナー
http://www.velonation.com.ej.b.hpi.transer.com/News/ID/10971/UCI-confirms-that-no-action-will-take-place-over-alleged-VinokourovKolobnev-agreement.aspx (1/25)
この記事をコロブネフさんとヴィノクロフさんが嬉々としてリツイートやシェアしてたのが印象的です。
まあ何というか、そもそもハクったメールって証拠能力としてどうなのよ?という点も有り。
直接的なコメントはコロブネフさんもヴィノクロフさんもしてませんが、カザフ車連のコメントでは実際のメールを改変したものではないか、だそうな。
ヴィノクロフさんは今回の件の黒幕(カザフ側の人間だそうな)に訴訟準備を進めているとも言っており、そのうち真相が明らかになる日が来るのかもしれません。
脱線して長くなりすぎた orz ので 後編に続く。