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  • 2014.10.02 Thursday
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Cycle* アレクサンドル・コロブネフの帰還 下

2011ツール・ド・フランスの第5ステージでマスキング系利尿剤ヒドロクロロチアジドHCT妖精を出してしまった当時カチューシャのアレクサンドル・コロブネフさん。
 それからいろいろとあったコロブネフさんが約8ヵ月ぶりにカチューシャに帰ってきました。
 その8ヵ月にあった出来事を振り返ってみる企画、の後編。

 前編:Cycle* アレクサンドル・コロブネフの帰還 上

 2010LBL疑惑事件の間に世の中はすっかり年末。各チームもほぼ移籍、補強が終わりました。
 カチューシャさんは「ねんがん の めんしょふさん を てにいれたぞ」とGeoxクライシスの煽りをくったデニス・メンショフさんや引退を撤回したオスカル・フレイレさまを獲得。

 一方オヴェチキンさんら4名をロシアの新プロコンに移動させたり、ディルーカさんやホステさんを放出したりと出入りの激しい移籍の結果、ネオプロ1名を含む29名という大所帯に。
 その中にはコロブネフさんの名前は無かったのでありました。

 カチューシャの新GMのホルツァーさん曰く、「だってどっちつかずの選手がいてもしょうがないじゃん」 だそうで。
 謹慎期間が無くその気になれば走れるとは言え、UCIとは2/9公聴会のCAS係争中で逆転負け2年の可能性もあり。
http://www.cyclingnews.com/news/kolobnev-not-with-katusha-in-2012 (12/19)

 その辺の空気読んで(負けた時は相殺期間になる事も含めて)、コロブネフさんは当時休暇中みたいな扱いだったんですが、これだとUCIに勝った場合でも帰る場所がない事に。

 しかしそこにロシア車連顧問みたいなエキモフさんがあらわれ、「大丈夫、CASで勝った暁にはコロブネフが走る場所は確保してある」とコメント。
http://www.spaziociclismo.it/?action=read&idnotizia=15906 (12/29)

 どうやらロシア車連のボスでカチューシャのオーナーみたいなイゴール・マカロフさんがコロブネフさんを大変気に入っているようで、全面援護の構えもここから来ているようです。
 この時は人数枠に余裕がありそうな新プロコンのルスベロに捻じ込むのかなあ、ぐらいに当方思っておりました。

 そして年が明け、LBL疑惑がなんとなくお流れになった後、2/6にCASにてUCI vs コロブネフさん&ロシア車連の公聴会が行われました。
 奇しくも引っ張りに引っ張ったコンタドールさんのクレンブテロール妖精事件の有罪のCAS裁定が出た翌日。世間的にはそっちがまだ興奮冷めやらぬといったところで、記者会見等は無いのでひっそりしたもんでした。

 でもって諸々の事情はともかくアルデンヌクラシックには出たいという事で、スペインで一人トレーニングを頑張っていたコロブネフさんが車と大当たり。orz
http://www.spaziociclismo.it/?action=read&idnotizia=17553 (2/27)
 今となってはレアなカチューシャ仕様のフォーカスがバッキリいってる写真や、額を負傷したコロブネフさんの自撮写真もついてます。不幸中の幸いで骨やらは無事だった模様。

 それから二日後。CASからロシア車連の決定を支持、UCIの主張をほぼ退けるというコロブネフさん勝訴の裁定を出しました。おめでとうございます。
http://www.velonation.com/News/ID/11268/CAS-upholds-Russian-Federation-decision-to-clear-Alexandr-Kolobnev.aspx (2/29)

 ポイントとしては「やむをえない事情」である15年来の持病静脈瘤の治療によるもので、過去に手術歴もあり、医者の勧めでロシアでは処方箋なしで買える薬に2年ほど前から変えており、そこからHCTが検出されたと。直接運動能力を左右しないマスキング系というのも大きかったようです。

 CASはコロブネフさんにUCIのド検査等の手数料ぐらいは払ってやりなさいよ、と2,500スイスフラン&690ユーロの支払いを命じたのでありました。良かったね!年俸5倍より全然安いよ!
 UCI的には対コンタドール戦で燃え尽きてて、コロブネフさんはわりとどうでもよかったなんていう話もあったり。


 晴れて無罪放免となったコロブネフさん。さっそく複数チームからオファーがあったとか。
 噂ではその中に古巣とも言えるサクソバンクさんもあったそうな。でもそれって8/5までの限定枠じゃないんですかね?
 怪我でアルデンヌが難しくなったせいか暫く続報はありませんでしたが、3月末にカチューシャに出戻り決定のニュースが。
http://www.spaziociclismo.it/?action=read&idnotizia=18415 (3/29)

 コロブネフさん曰く「マカロフ会長からの申し出にとても感謝をしている」だそうです。
 しかしカチューシャさんはすでにネオプロ1名込みで29名。基本プロチームは28名でネオプロさんは別枠2名まで、チーム人数最大30名までというのはどうなってるんですかね?

 コロブネフさん「本来は30人目はネオプロでないとダメなんだけど、今回特例が通って戻れる事になったんだ」
http://www.velonation.com/News/ID/11482/UCI-confirms-derogation-given-to-Katusha-to-re-sign-Kolobnev.aspx (3/29)
 早速VelonationさんがUCIに突撃。UCI広報より聞き出した話によると、「妖精で解雇になったけど、そもそもそれが無罪になって解雇理由が無くなった。特例として解雇前の所属に戻る事を認めた」そうな。

 これにそもそも謹慎期間が無かった為にライセンスの更新が容易だった、という複合要素もあるそうで。さすがロシア車連はおそロシアだなあ、と思ったりも。


 こちらは今回の事件が一段落した後に出たコロブネフさんのインタビュー記事。
http://www.izvestia.ru/news/520524 (4/2)

 タイトルと主旨は、今回の件でモスクワに持ってた小さなアパートを売却したけど今回の勝利は何物にも変え難いよ、という感じです。

 個人的にツボだったのが、「今回の事件で友人や同僚はどうでしたか?」という質問について。

 HCT妖精が出てツールを実質途中追放、家族の待つロシアに帰るべくフランスの小さな地方空港にいたというコロブネフさん。さすがにこの時はベコベコに凹んでいたそうです。
 そこでファンから寄せられた応援のメッセージを読んでいたそうですが、たまたまそこにアレクサンドル・ヴィノクロフという人から励ましのお便りが届いているのを見つけたそうです。
 「スイスのいい弁護士紹介するわ」 イイ話ダナー ヽ( T∀T)ノ

 だがちょっと待って欲しい。コロブネフさんが妖精出したのは第5ステージですが、発覚して出て行ったのは最初の休養日の話。一方のヴィノクロフさんは休養日前の第9ステージの例の落車で大腿骨頭骨折の重傷を負って、パリの病院にヘリで搬送されてます。
 この話があったのはどう考えても休養日の翌日辺りのお話です。

 何でもコロブネフさん、さっそくこの弁護士さんを紹介してもらい1時間もたたないうちに契約したそうです。ヴィノさん、入院中とはいえレスポンス早いよ!
 大変有能な弁護士さんだったとコロブネフさんは言ってます。
 その後ロシア車連からも連絡があったりして、「僕は一人ぼっちじゃないんだ!」と思ったそうです。イイ話(以下略)

 コロブネフさんとヴィノクロフさんは2004年からの付き合いだそうで、以前から2ショット写真があったり、一緒に練習に行ったなんて話もあったりで、どうやら事件後も友情は続いているようです。


 コロブネフさんは2012は1年契約だそうで。復帰レースは未定のようですが、ツールにでるんじゃないかという話もあるようです。
 来年には元の人数枠に戻るとか、メンショフさんが僚機2名を連れてくるなんて人数枠に厳しい話もあるので頑張って下さいまし。
(4/10)

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